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翻訳劇とか特殊な状況の話を芝居にすると、どうしても「本当にわかっているの?」「それらしく見せようという気持ちはわかるけど」という声が聞こえるようで、居心地の悪さを感じてしまいます。
でも、不思議とリーディングだと想像の力もあり、もともとどういう人物なのか、外見や違和感を超えて、本質を共有できたように感じることがあります。
イギリスに詳しくなくても、年齢、顔立ちに難があっても、主義主張に違いがあっても、人間誰しも持っている柔らかい部分に触れられたらいいな、と思います。
もちろん、そこに達していないリーディングも多々あることを肝に銘じて、ですが。
平田 満
1974年劇団「つかこうへい事務所」旗揚げに参加。映画「蒲田行進曲」で1982年度日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など受賞。’06年企画プロデュース共同体アル☆カンパニーを立ち上げ、平田俊子、青木豪、蓬莱竜太、前田司郎、田村孝裕、三浦大輔、桑原裕子、野田慈伸など時代を担う幅広い作家・演出家と様々な試みに取り組んでいる。最近の主な作品に舞台『海をゆく者』、映画「湖の女たち」、テレビ「リバーサルオーケストラ」(NTV)などがある。
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